いかにして未経験からJava Silverを取得するか
Java Silverとはオラクル認定資格の一つ。資格のグレードは「Bronz」 、「Silver」、「Gold」の3種類。
Java Silverのレベルとして、「上級者の指示のもと、指定された実装が行えるレベル」となっており、Java初心者が学習を始める際の目標設定におすすめ。
ワンランク下に「Bronz」もあるが、こちらは自宅で受験可能な資格であるため、手元の参考書を見ながら受験する事ができる。
反対にワンランク上の「Gold」 は受験の前提条件として、「Silverの資格を取得している事」が必要。
プログラミング未経験からJavaの学習を初め、働きながら、いかにして3ヶ月でOracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 を取得したかを紹介する。
徹底攻略Java SE8 Silver問題集がバイブル
通称黒本と呼ばれるこの問題集。「Silver」の試験において、この1冊を網羅すれば合格間違いなし。
参考書として「Java プログラマ SE8」通称紫本が存在するが、紫本はあったら安心なサポート役として考えれば良い。
紫本は初心者には解説がやや難しい。そこで参考書としておすすめなのが、「スキリわかるJava入門」だ。
こちらは紫本と内容、各章の並び共に同じであり、解説がJavaやプログラム学習初心者向けに書かれているため、非常にわかりやすい。
黒本の模擬試験から着手する
黒本を活用した具体的な学習の進め方は、「とにかく模擬試験を解く」事。
黒本は分野毎に各章に分かれており、各章は、その分野の実践問題と解説の1セットとなっている。そして巻末には、本番形式の模擬試験が2回分収録されている。
最短合格を目指したい方は、迷わず巻末の模擬試験から学習を始める事だ。
実際の試験本番で、この模擬試験と同一、また変化形の問題が多数出題される。
そのため、収録されている模擬試験2回分の問題を解けるようになれば、実際の試験に合格したも同然。
模擬試験のみ繰り返し、もはや答えを覚えており、根拠も理解しているような状態であれば間違いなく合格ラインだ。
模擬試験の解説を読んでもわからない部分は紫本やネットで調べよう。
実際にコードを書き、デバック実行してみると理解力は段違いだろうが、とにかく、問題を解きまくる事だ。
模擬試験の問題全てを問題なく理解し、解答できるようになれば最後の総仕上げ段階。
まだ手をつけていなかった、各章毎の問題にも目を通しておこう。そうする事で、より高得点での合格が狙える。
Java SE8 Silver概要
ここで試験の概要について紹介する。
- 試験名称:Java SE8 Progurammer I
- 問題数:77問
- 合格ライン:65%
- 試験形式:CBT(PCを利用した試験)による多岐選択式
- 制限時間:150分
- 前提条件:なし
複数の選択肢の中から正解を1つ、または複数選択する方式だ。
すぐに解答できない問題は飛ばして先へ進み、後から戻って解答する事もできる。
試験時間はたっぷり
制限時間の150分は、大分余裕がある設定となっており、見直しの時間を確保できる。落ち着いて受験すれば、時間が足りなくて途中で終わってしまうという事はないだろう。
戸惑った点としては、問題文で使用されるメソッドや変数名の英単語が、プログラム初心者には見慣れないものが多かった事。
問題自体は模擬試験を押さえていれば問題なく回答できるものだった。
最後に
今回紹介した学習の進め方は働きながら短期間で取得するという目的に特化している。
最短距離で資格取得を目指したい方はぜひ実践してみてほしい。
この記事へのコメントはありません。