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ORACLE MASTERとは、日本オラクル株式会社が運営する「オラクル認定資格制度」であり、Oracle製品に関する技術力を客観的に評価する公式の認定資格。

ORACLE MASTERは企業の信頼感の工場や技術力のアピールなどに寄与する資格として広く認知されており、

「使用価値の高いIT資格ランキング」や「仕事で役に立つIT資格ランキング」などの各種アンケートでも常に上位に位置する資格である。

Oracle Databaseを扱う技術力を認定する本資格であるが、

Oracle Databaseは、エンジニアであれば、必ず使用する事になるデータベース製品であるため、実務に置いても間違いなく資格の知識を活かす事ができる。

ORACLE MASTER Bronz Oracle Database の概要

「ORACLE MASTER Oracle Database」は、試験の対象となるOracle Databaseのバージョン毎に用意されている。

現行のバージョンは「Oracle Database 12c」である。

資格は4種類のグレードに分けられており、「Bronze」、「Silver」、「Gold」「Platinum」に分かれている。

本記事で紹介する「Bronz」は、

「Oracle Enterprise Manager」などを活用し、データベース管理者として必須となる管理業務を行うための知識がある事を照明する」

という位置付け。

なお、上位資格を取得するには、事前に下位の資格の取得が必要。

対象資格と対象試験

「ORACLE MASTER Bronz Oracle Database 12c」に認定されるには、2つの試験に合格する必要がある。

12c SQL基礎(試験番号:1Z0-061)

Bronz DBA 12c(試験番号:1Z0-065)

「12c SQL基礎」はOracle Database 11g 向けの試験である「11g SQL基礎(試験番号:1Z0-051)」、

またはOracle Database 10g 向けの試験である「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017)」で代替する事も可能。

通称白本の模擬試験を繰り返す

「Bronz DBA 12c(試験番号:1Z0-065)」の試験合格への近道は、

「オラクルマスタースタディガイド ORACLE MASTER Bronz Oracle Database 12c Bronz DBA 12」

通称白本を一冊購入し、学習する事。

そして白本の巻末に収録されている模擬試験を、完璧に覚えてしまうまで繰り返し学習する。

模擬試験は2回分収録されており、最初は問題を読んだ後、解説を読みながら全体を把握する。

2回目は何も見ずに回答していく。

わからなかった部分は再び解説を読み、必要であれば、各章に戻り、詳しくその部分を学習する。

この学習の流れを、答えを覚えてしまうまで繰り返すのだ。

模擬試験2回分を3、4周もすれば問題を見ただけで答えがわかるようになっている。

最後に総仕上げとして、各章の解説を読んでいくと、今まで模擬試験で得た知識が面白いように線に繋がって行く。

ここまできたら試験を受験するべきである。

12c SQL基礎は難しい、Bronze SQL基礎Iを受験する

「ORACLE MASTER Bronz Oracle Database 12c」に認定されるには「12c SQL基礎」への合格も必要である。

しかし、「12c SQL基礎」は比較的難易度が高い事でも有名。

SQLについてより詳しく、理解度を高めるためには非常に有効な試験であるが、資格取得のみを最速で目指す場合、

代替可能なOracle Database 10g 向けの試験である「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017)」を受験する事をオススメする。

「11g SQL基礎(試験番号:1Z0-051)」でも代替可能であるが、難易度はBronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017)」の方が圧倒的に低い。

「12c SQL基礎」で半分程しか得点できなかったが、「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017)」を受験すれば8割得点できる程の難易度の違いがある。

「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017)」は古い試験のため、専用の白本がない。

試験勉強には「11g SQL基礎(試験番号:1Z0-051)」の白本を使用する。

試験範囲はほとんど似通っているため、こちらで代用する事が可能。

詳細な範囲はオラクルのサイトで確認できる。

資格取得への学習が実務に活きる資格である

近年、フレームワークでの開発が主流のため、生のSQLを書く機会は少なくなってきている。

そのため、SQLをきちんと学習するまでは、生のSQLに苦手意識があった。

しかし、SQLの問題を解く事で、SQLの挙動についての理解が深まり、生のSQLへの苦手意識、アレルギー反応がなくなる。

Databaseの保守、管理、運用についての知識はOracle Databaseを扱う時に必ず役に立つ。

上位資格の「Silver」の取得も「Bronz」から続けて学習すると比較的簡単に取得できるようになっている。

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