Surperorganism(スーパーオーガニズム)の新感覚エレクトロサウンド
surperorganism(スーパーオーガニズム)は2017年に突如現れた8人組の多国籍バンドだ。
Frank Ocean(フランク・オーシャン)のラジオ番組で彼らのデビュー曲「Something For Your M.I.N.D」が取り上げられた事が一つの大きなきっかけだ。
サイケデリックなビートに、ダウナーでムーディなボーカル。ドリーミーなポップエレクトロサウンドは、一度聞くと忘れられない。
surperorganisはそのミステリアスさも魅力だ。
ボーカルであるオロノは日本人でデビュー当時17歳。他のメンバーはイギリスやオーストラリア、ニュージーランド出身である。更にロンドンで共同生活をしているという。
デビュー後の勢いは凄まじく、Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)の番組でも曲を紹介され、arctic monkeys(アークティック・モンキーズ)のフランツ・フェルディナンド擁する「ドミノ・レコーズ」と契約した。
日本でもフジロックに出演等、正にスーパールーキーであった。
新感覚ポップエレクトロサウンド
surperorganisはポップなエレクトロサウンドを奏でるが、そこには多人数で多国籍なバンドにしか出せない要素がふんだんに詰まっている。
オロノのボーカルは唯一無二の個性を放っており、他メンバーの演奏も独特である。
タンバリンやマラカス、カスタネットを使ったパーカッションを行いながら、ダンスするメンバーが3人。りんごもかじる行為さえも、演奏の一部だ。
ドラムは電子パッドやキーボードも同時に演奏している。
NPR Music Tiny Desk Concertsでのパフォーマンスでは、日常にある様々なものを使い、バンド演奏を成立させており、ユニークだ。
ボーカルオロノの異色経歴
ボーカルのオロノは日本人であり、その経歴も個性的。小学生の頃から、ピアノやサックス、ギターを学び、14歳の頃、一人でアメリカに渡っている。英語はネイティブレベルであり、幼少の頃からWezzerや岡村靖幸を聴いて育ったという音楽ネイティブでもある。
ライブのMCでは歯に衣着せぬ強気な物言いも印象的であり、経歴含め、メンタルタフネスである事が想像できる。
多彩さが面白さ
人数が多いという事を最大限活かし、実験的なスタイルの演奏、曲が多く、surperorganisは多彩。
グッズでは「UNDERCOVER」とコラボした商品を作るなど、音楽方面以外にも様々なアプローチをしている。
今後、20代を迎えるオロノ率いるsurperorganisは、どのような進化を遂げるのか、非常に興味深い。
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