Life & Style

大通り沿いに聳え立つ赤い看板

サウナの聖地と言えば静岡の「しきじ」が有名であるが、こちらも負けじと西の聖地と言えば熊本の「湯らっくす」である。

仕事終わりのとある夜、車で大通り(琴平通り)を走っていると遠くに真っ赤な存在感のある看板が見えて来る。コインランドリーとの間にある駐車場にIN。

新しい未知のサウナへの高揚感を抑えつつ券売機にて入浴券(690円)とオリジナルタオル(高揚感抑え切れず)を購入。オリジナルタオルは黒ベースに赤文字で「ゆ」とワンポイントデザインが入っており生地も厚めで今でも気に入っている。

いざ浴場へ

浴場はかなり広め。地下1,000mから湧き出る天然温泉なので体を温める効果が大きく、血液 の循環を良くし筋肉をやわらげる効果あり。入浴後は保温効果が高く、湯冷めしにくい温泉である。

シャワーも天然水で、さらに銭湯でよくみかける自動で止水するポンプ式ではなく、手動式でシャワー圧も強めなので地味に嬉しい。

サウナへGO

いざ待ちかねたサウナ室へ。まずはメインのフィンランドサウナ。約30人ほど収容できる激広サウナはかなり清潔感があり温度もかなり高い。1時間に1回あるアウフグースが有名であるが、私が訪問した際は開催自粛の為、泣く泣く断念。

2週目からは少し小さめのメディテーションサウナと書かれたサウナへ。このメディテーションサウナの様々なこだわりに心打たれハマってしまったのである。

メディテーションサウナ

1週目、メインサウナでしっかり整った私は露天風呂の隣に小さなドアが存在することに気がついた。そこにはメディテーションサウナの文字が。そのドアの横にはヴィヒタが3束かけられてあり、ドアの小さな小窓には黒カーテンがかけられ中への光は遮断されているため中を覗くことは出来ない。

勇気を振り絞り中に入るとそこには絶妙な照明で神秘的な空間が広がる。10人も入らないほどの小さめのサウナ室。1番奥の席にはセルフロウリュが出来るよう桶が用意されている。

サウナストーブはフィンランドから取り寄せられたharvia(初めて知った…)というブランドのプレミアムラインでヨーロッパの一流ホテルに卸されているとの事。

照明も九州を代表する照明デザイナー馬渡氏(初めて知った…)によるライティングが施され、サウナストーブを真上から照らす照明と椅子の下から漏れる光のみ。もちろん外からの光は一切遮断されている。

サウナ室のテレビはなく、かすかに流れる神秘的なBGMのみ。セルフロウリュでしっかり昇天。こんなにサウナに集中出来る空間は初めてであった。

湯らっくす名物「MAD MAX」

サウナ室を出て、浴場中央にある水風呂へ。

この水風呂が湯らっくすの名物で、水深はなんと約170cm。水温は15℃〜16℃だか天然水なので肌触りはまろやかで居心地はかなり良い。

その水風呂の中心部分には天井から伸びた太い縄と「MAD MAX」と書かれた赤いボタンが。縄に捕まりボタンを押すと天井から毎分250リットルの天然水が滝になって降り注ぐ。1人で押すのは少し勇気がいりますがせっかく行くのであれば押すことをお勧めする。

飲める水風呂と称されるまろやか天然水に包み込まれ大満足なのであった。

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