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Webアプリケーションの開発には、様々な知識、技術が必要だ。

プログラミング言語はもちろん、ネットワークやHTML、サーバーやOSの知識等、必要な知識は多岐に渡る。

開発者やこれから勉強を始める人も、様々な書籍や雑誌で学習したり、

現場の経験によって少しづつ知識、技術を身に着ける事に日々切磋琢磨している。

ではそもそも、Webアプリケーションとは何なのか?

初心に立ち返り、Webアプリケーションとは何かを考える。

普段意識せずに使用しているもの

Webアプリケーションは、利用するために購入したり、インストールしたりする事がない。

そのため、普段の生活の中で利用者がWebアプリケーションを意識する機会はほとんどない。

しかし意識する事はなくても、現在の私たちの生活には、いたるところに存在しており、活用している。

例えば、電車に乗るときにインターネットで調べれば発車の時刻、到着時刻、料金やルートを知る事ができる。

紙の時刻表を見なくても、ソフトウェアをインストールしなくても、ネット上で簡単に料金や時間、経路が検索できる。

こういったサービスはWebアプリケーションだ。

他にも、ネットショップを利用した買い物もそうだ。

うる覚えのキーワードから商品を検索したり、購入履歴を照会したりなど、

インターネット上でただコンテンツを受け取るのではなく、受動的に利用する事を目的としたサービスが、Webアプリケーションである。

Webアプリケーションの特徴

Webアプリケーションの特徴の1つとして、主な処理は手元のPCではなく、サーバー上で行われる事が挙げられる。

表計算ソフトやメーラー等のデスクトップアプリケーションでは、主な処理は手元のPC上で行われている。

また、Webアプリケーションの画面はHTMLで表現されており、Webブラウザ上に表現されている。

一方、デスクトップアプリケーションではOSの機能を利用して表示されている。

そして利用者にとって最もわかりやすい特徴として、WebアプリケーションはアプリケーションをPCにインストールする必要がない。

一方デスクトップアプリケーションはインストールが必須である。

インターネットにさえ繋がっていれば、いつでもどこでも利用できるのである。

www(World-Wide-Web)

インターネットは1969年に原型が誕生した。

誕生から20年近くは研究機関等の関係者のみが利用するものであった。

一般に普及しなかったのは当時、インターネットを利用するための環境を揃えるコストが高かった事、

メールやファイル共有といった地味なものが中心であった事などが理由である。

しかしその後、「World-Wide-Web」と、「NCSAMosaic」の登場により大きな変革を迎える。

「World-Wide-Web」は「www」や「Web」と呼ばれるが、その誕生は素粒子物理学の研究所からである。

研究結果を共有する目的で開発された。

まず、研究結果を「HTML」と呼ばれる統一されたマークアップ記法で表現した。

「HTML」は現在のWebサイトに使用されており、ユーザーが見る画面を構成しているのはHTMLである。

HTMLは「Hyper Text Markup Language」という意味であり、

その名の通り文書間の参照が「ハイパーリンク」という形式で記述されているため、参照先の文章を閲覧できるのが画期的であった。

このようなネットワーク上でリンクされた繋がりが、蜘蛛の巣に例えられ、「World-Wide-Web」と名付けられたのだ。

「www」の仕組みによって、研究者たちはお互いの成果をネットワーク上で自由に閲覧できるようになったのである。

「NCSAMosaic」とは、テキスト中心で表現されていたWebページを文字と画像を混在させて表現できるようにしたWebブラウザである。

「NCSAMosaic」が公開された事で、より一般的な人々の興味を惹き、様々な人がインターネット上に情報を公開するようになった。

「IntenetExplorer」や「Firefox」等はMosaicをベースに生まれた。

益々複雑化するWebアプリケーション開発

wwwが誕生してから50年ほどで凄まじい技術の発展があり、その勢いは今後も衰える事はない。

技術の発展は常に進んでいるのだ。

Webアプリケーションの開発においても、益々複雑化している。

技術、ニーズの変化をキャッチアップしながら、いかにWebアプリケーションを開発していくかは今後の大きな課題である。

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