鹿児島天文館の繁華街に構えるニューニシノ
鹿児島最大の繁華街、天文館
新幹線、鹿児島中央駅から路面電車に乗り天文館駅にて下車。大きなアーケードがあり、多くの人が行き交う。鹿児島唯一の百貨店、山形屋がどっしりと構えられたこの街は江戸時代にヨーロッパ文化を積極的に取り入れたことで有名。建物もどこか古代ヨーロッパチックな物が多い為、街並みに情緒が溢れている。
そのアーケードと山形屋から大通りを渡ると飲み屋街が広がっている。小さな店がひしめき合い、様々なの誘惑が転がっているこの通りを早歩きで向かう先がニューニシノサウナである。
ホテルニューニシノ
繁華街に構えるこの施設はカプセルホテルではなく、普通のホテル。まずは2階フロントにて受付。部屋に入り荷物を下ろし館内着に着替えてすぐさま浴場へ。もちろん宿泊者の利用は無料である。受付をスマートに済ませロッカー室へ。壁には日本サウナスパ協会をはじめ、サウナイキタイやサ道のポスターが貼ってあり、サウナに力を入れてるのが伝わる。
いざ浴場へ
旅館の浴場のようなレトロな雰囲気で地下930mから湧き出る温泉を使用しているため、源泉の匂いが浴場に広がっている。シャワーもその温泉が出るスタイルなので少ししょっぱい。浸かると温度はかなり熱めでゆっくりと肩まで浸かる。すぐ体が火照ってくるので温泉を後にして念願のサウナ室へ向かう。
フィンランドサウナ löyly
フィンランドサウナには入り口が2つあり、浴場と脱衣所のどちらからも入れるというスタイル。サウナパンツとフェイスタオルが使い放題なのでしっかりと装着して紙コップで飲めるミネラルウォーターをがぶ飲みして浴場側からサウナ室に入室。浴場とは違いかなり新しい雰囲気のこのサウナはL字型で15人くらい入れる広めの2段構え。照明は暗めで椅子の下から緑色のライトが照らされいい雰囲気である。温度計は85℃を指しているが体感はもう少し上。スタッフさんが定期的に床に温泉を撒いているらしく、湿度が高く保たれていてすぐに発汗。
ここの木材はフィンランド産のケロを使用しているらしい。ケロというのは【木の宝石】と呼ばれており高級木材とされている。甘くて柔らかい香りが特徴的で自律神経のバランスを整える作用があるとのこと。そのケロに包まれながらのサウナは最高であった。
水風呂へ
上質なケロサウナを出てサウナパンツを脱ぎ捨て、目の前にある源泉湯のかけ湯で汗を流し、水風呂へGO。温度計はないものの体感は16℃くらいだろうか。しっかり毛穴が引き締まった感覚。
休憩
整い椅子は浴場内に2つのみ。そのうち窓際にある方に座る。窓の開閉は自由でこの椅子を利用するときのみ開くのを許されている。外気浴はできないがこれで外からの風を感じられる事ができる。
湿度高めの環境でのえげつない量の発汗から冷たい水風呂により引き締まった毛穴。目を閉じるとフワフワと浮いているような感覚に陥る。待ちかねたこの感覚。何を考えるでもなくゆっくりと時間が過ぎる。そう、整ったのだ。
湯上がり食堂
浴場を出るとそこには湯上がり食堂というものが存在する。まず冷たいジャスミン茶が飲み放題である。ありがたいサービスではあるが今回は生ビールを注文し、がぶ飲み。
ビールが体に染み渡るのが分かる。ホテルに戻り、爆睡したのち、しっかりと早起きして朝サウナまで堪能できたのであった。
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