Life & Style

神戸サウナは三宮駅から徒歩10分程に位置しており、日本で初めてサウナ協会に認定された施設である。

その入り口には巨大なトントゥが2体設置されている。

トントゥとは北欧に伝わる小人の妖精の事である。フィンランドでは、サウナの守り神としてサウナ・トントゥがいるとされており、サウナとトントゥには深い由縁があるのだ。

神戸サウナ&スパのトントゥは一見するとモアイ像のように見える。その大きさとインパクトをぜひ確かめてもらいたい。

余談だがこちらのトントゥはフィンランドから直輸入されたものである。

こちらのビルにはレディスフロアやジムも入っており、メンズフロアは6階。

建物も綺麗だ。料金は2700円となっている。

北欧をイメージした内装

ロッカーフロアでサウナパンツに履き替え、浴場へはそこから階段を上がる。

浴場内に入ると、中央に円形の湯船が鎮座しており、天井は高く、吹き抜けとなっている。よく観察すると、ワンフロア上の食事スペースから湯船を見下ろす事ができるようになっている。

浴場内は白を基調としており、円形湯船の周りには白い彫刻が存在感を放っている。

露天スペースも緑が多く、露天風呂には大きな丸太が浮いているなど、こちらはフィンランドの大自然をイメージしている。

高温サウナとフィンランドサウナの緩急が良い

メインサウナは広く、綺麗であり、温度は何と110度設定だ。ストイックな設定である。

ロウリュサービスも行っており、その頻度はなんと30分に1度。こちらもストイックだ。

メインサウナももちろんおすすめだが、露天スペースに設置されているフィンランドサウナも格別だ。

フィンランドサウナは小屋となっており、入り口には、水道と桶、ヴィヒタが用意されている。

ヴィヒタとは白樺の若い枝葉を束ねたもので、フィンランドではサウナ室内で全身を叩くために使われる。

こちらに用意されている入り口のヴィヒタは、セルフロウリュ用の水を作るために使用する。こちらのフィンランドサウナはセルフロウリュができるのだ。

その際、ただの水ではなく、ヴィヒタを浸し、白樺のエキスを染み込ませた水を使用する事により、蒸気と共に、スモーキーな香りを発生させる事ができる。

サウナ室内にはテレビもなく、あるのは小窓のみ、そこからはフィンランドをイメージした露天スペースが見える。

耳を済ませば小鳥のさえずりのBGMが流れている。BGMだと気が付くのに時間がかかる程に景色に溶け込んでいる。

露天には13度の水風呂

水風呂はメインサウナのそばに2つ。それぞれ温度が違い、大人1人分くらいの大きさ。

さらに露天スペースにも大きな水風呂がある。こちら13度程。露天という事もあり、冬場になるとより冷たく感じる。

小さなトンントゥが露天風呂に

大きな丸太が浮いているインパクト抜群の露天風呂であるが、木々の方に目をやると、露天風呂の縁に小さなトントゥが隠れている。

サウナの守り神に見守られながら、フィンランドを目一杯感じる事のできる神戸サウナ&スパに感謝。

思わず手を合せたくなる。

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